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指と指の間をすり抜ける、まなすけの日々。

君の顔に咲いた声は 理想重ね飼い殺すよ

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ようやく新しくなったエビバーガーを食べた…超美味い…幸せ…



こないだ映画論の課題でスピルバーグ宇宙戦争を観たんだ。実はみてなかった。トム・クルーズなのにね!

元々タイトルからして派手映画だと思ってたから全く眼中に無かったってのが正直な話なんだけどね笑
(しかし英語のタイトルは確か『war of the world 』だった…宇宙ちゃうやん…)

観たら全然違うんだもん。私の好きな映画だった…なんて惜しいことをしていたんだ。


SFの派手なシーンを連続させていくような流れを持ってなくて、比較的どんよりーと話が進むんだ。こういう流れがちょっと前評判と違ったんだろな。

色の変化が話の流れを表している。減色した画面の色彩から始まっていたことが、クライマックスに近づくにつれて段々赤が強くなっていく。不思議、語らない存在に語らせるんだ。

後は、何だかわからないものが怖いっていうのを如何に表すか?

何かが映るものには怖さを感じさせる要素がある。例えば鏡ね。
ハリー・ポッターと秘密の部屋』の怪物バジリクスの関わるシーンにも、水や鏡があった。それは、直接得体の知れないものを見るのではなく、何かを通すことで逆に怖さを引き出す要素だと思うんだ。

それから雨が降ることにより鬱蒼とした林を更に暗く演出していたのとかはスピルバーグらしさかな?走るシーンは『E.T』みたいだし、雨は『ジュラシック・パーク』だし。
もしかしたら、恐ろしいものが側にいる状態を、クリーンでない環境に置くことでその不安定さを強調しているんかな。
恐怖と結びつきやすいものとして、ロッキンチェアーや赤い液体なども印象に残る。前者は完全にクロックタワーのせいで怖いんだがな笑
ロッキンチェアーはグラグラと揺れる怪しげな存在。あれを見るとシザーマンが…ギャァァァァァァ/(^O^)\

赤い液体は血液を思わせる非常に気味の悪いもの。でももしかしたら私達とは形を違えた生き物の現れかもしれない。あれはね、エヴァでよく流れる液体と一緒だと思うんだ

地球に生きる私たちとは違う個体の行動と、それから逃げる、戦う私たち人間の関係性に重点が置かれているからこそ、普段私たちが考えないような不気味さを演出したんだと思った(´∀`)
ちなみに地底に埋まっていた宇宙船らしきものは、デオキシスみたいでした。
デオキシスは隕石と一緒に来たんだよね。もしかしたらこの埋まってた奴等もそうなのかも。太古の昔に、隕石と一緒に落ちてきたのかも?


映画の中にヒントを散りばめ、学者のような解説者がいなくとも観ている側にそれらを伝えてきていること、それがとても魅力的な作品。ただのSFスペクタクルではなく家族にスポットを当てた映画であり、ちょっとしたホラーであり、ヒューマンドラマだったんだな。

レポートの為に借りた映画だったけど、すごく面白かった!
久々に他のスピルバーグ作品も見たくなったしね。E.T見たいな。


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